多国籍空間 [徒然]
先日はちょっと飲みに行ってきたのですが、その帰りのこと。
意外と人が出てて、呼び込みの人たちも多かったんです。で、いろいろ声を掛けてくるわけですよ。
「ねね、おにーさん、寄ってってよ」
「どお?おにーさん、遊びついでにもう1時間どう?」
「社長、いい娘ばっかりだよ」
「オニーサン、マッサージイカガ?」
…なんかね、もうちょっと気の利いた声を掛けれんものかと。そんな呼び込みじゃあ入ろうという気にならんだろうと、
そう思ったわけ。
どんな風に声を掛けられたらその気になるかなあと考えたんですが…
厳ついう黒服が
「おい、そこのにーちゃん、知ってるか?うちの娘たち、そんじょそこらの娘とはわけが違うんだよ。おっと、これ以上は
ちょっと言えねーんだけどな。ま、よかったら寄ってってくれよ、あんまりもてなしはできねーけどな」
とか、
地味な中国系のおねーちゃんが腕をぎゅっとつかんで泣きそうな顔で
「…お願い……」
とか、
和服の、ちょっとキツそうな若女将風が
「寄ってきな。…なにしてんだよ、はっきりしない人だね。いいから寄ってきなって言ってるんだよ」
とか、
品の良いおばあちゃんが
「うちの孫娘とちょっとお話していってもらえないでしょうか?」
とか…
呼び込みも、もっとネタを考えるべきである。
呼び込みネタ、もうひとつ。
以前、ある会合の二次会で、いろんな会社のシャチョサン10人くらいと飲みに行ったんですよ。
で、その時もいろいろ声掛けられたわけですが、ある店の前で 掛けられたのが
「よ!シャチョさん、どう?なまちち触れるよ、なまちち!」
という声。その店は、いわゆる「オッパブ」だったみたいなんですけどね、一緒にいたシャチョサンのうちの一人が、
「なまちち」という言葉が強烈に焼きついてしまったらしく、二次会の店に着いてからも遠い目で
「なまちちかあ……なまちち…」
ってしゃべってて、なんかちょっと微笑ましかったというか、ね。
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